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弥勒菩薩

更新日: 2010年08月23日 07:35:39   


名称弥勒菩薩
ふりがなみろくぼさつ
別称マイトレーヤ
ミレ(中国語)、ミルック(韓国語)
神格菩薩
未来の救世主
御神徳釈迦入滅より56億7000万年後の衆生救済
神仏習合布袋(七福神)

弥勒とは、サンスクリット語で「慈しみ」の意味。「マイトリー(友情)」や「ミトラ(友人)」の語源でもある。仏教では、釈迦が入滅後、仏法は時が経つにつれ廃れていくと考えられている。真の仏法が説かれる時代「正法」は1000年(あるいは500年)つづき、次第に形式化され悟りに至れない時代「像法」が1000年つづき、完全に原型をとどめず救いがたい状況の次代「末法」が1万年つづき、末法以降は「無仏」の暗黒時代となるという。いわゆる「末法思想」はこの考え方に基づく。元々はバラモン教の神だったといわれている

弥勒菩薩は生前、釈迦より悟りの極意を授かり、入滅後は天界で修行を行ない、いつか釈迦の代わりに生まれ変わって世界を救う約束をした。その日は釈迦の入滅後、56億7000万年後といわれている。日本には飛鳥時代に伝わり、京都の広隆寺などに仏像が安置された。なお、ドイツの哲学者ヤスパースは広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像を見て「この像は世界で最も清らかで美しい像だ」と絶賛した。


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