帝釈天
更新日: 2010年08月26日 07:15:52
名称 | 帝釈天 |
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ふりがな | たいしゃくてん |
別称 | 釋提桓因(しゃくだいかんいん) インドラ |
神格 | 天部の最高神 四天王の主 仏法の守護神 正義の神 釈迦如来の脇侍 |
御神徳 | 仏法守護、武運、勝負運、延命長寿 |
神仏習合 |
「帝釈」とは、サンスクリット語の「インドラ」を漢訳したもの。元々は、古代インド神話(バラモン教、ヒンドゥー教等)において民衆に親しまれてきた雷神・武神だった。四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)を率いて魔神アスラ(阿修羅)と戦ったことから、善悪を司る神様と考えられている。親孝行せず、師に不敬し、精進せず、貧者に施さなければ阿修羅が喜ぶので、そのような行為をする人々の命を縮め、善行を積む者に長寿を与えるとされる。
帝釈天が住んでいる場所は、須弥山の頂上に建つ善見城の殊勝院である。ここには7万700の部屋があり、それぞれに7人の天女が妃として住んでいるという。すなわち、帝釈天には49万4900人の妃がいることになる。また、阿修羅との戦いも、阿修羅の娘を奪い凌辱したことがきっかけであり、仏法守護の善神だが性欲の権化のような一面も覗かせなんだか微妙である。なお、釈迦が悟りを開いた際、梵天と共に人々に教えを説くように勧めたともいわれている。
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