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不動明王

更新日: 2010年08月18日 15:56:13   


名称不動明王
ふりがなふどうみょうおう
別称お不動さん
アーチャラナータ
ミンワン(中国語)
ミョンワン(韓国語)
神格明王
大日如来の教令輪身
御神徳国家安泰、開運福徳、厄除け、所願成就、学業成就、芸能向上、事業発展
神仏習合

「明王」は、密教特有の神格で、「悟りの智慧(=真言)」の化身とされる。大日如来の命を受け、民衆救済の障害をことごとく取り除き、仏法に従わない愚民を力づくでも導くのが役割である。「不動明王」とは、サンスクリット語の「アーチャラナータ」の訳。意味は「アーチャラ=動かない」「ナータ=守護者」となる。憤怒の形相は、優しさだけでは人を救えない、その決意の表れといわれている。

元々のルーツは、古代インドの原住民ドラヴィダ族の神様だと伝えられる。不動明王の黒い肌、不揃いな目鼻、奴隷の服装などは、外来のアーリア族に征服されたドラヴィダ族の特徴を物語る。おそらく征服した過程で、被支配者のドラビダ族の不気味な存在感をアーリア族が恐れ、神々に取り入れたのではないかと考えられている。

不動明王は、本場のインドや中国では明王の中でも最低の地位とされほとんど祀られていないが、日本では空海による密教で重要な神様となり絶大な人気を誇る。なお、明王の最高の地位にいる愛染明王と共に祀れば、ほとんどの現世利益をカバーできるため一緒に安置されることも多い。

不動明王のパワースポット

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