愛染明王
更新日: 2010年08月18日 16:24:33
名称 | 愛染明王 |
---|---|
ふりがな | あいぜんみょうおう |
別称 | ラーガラージャ |
神格 | 明王 大日如来の教令輪身 |
御神徳 | 欲望浄化、縁結び、水商売の守護、染物の守護 |
神仏習合 |
サンスクリット語で「ラーガラージャ」と称し、「ラーガ=赤色」「ラージャ=王」の意味。さらに赤色とはつまり「愛欲」を意味している。本来、仏教において異性間の愛欲は厳しく禁止されていた。しかし、宇宙の森羅万象はすべて大日如来に帰すると考える密教では、愛の欲望も肯定的に認め、むしろその執着の力を悟りに至るための原動力として利用することを勧めている。日本には平安時代に伝えられ、熱烈に歓迎された。なお、インドの経典には一切登場せず、ルーツは不明。完全に密教オリジナルの神様の可能性が高い。
性愛に関わる神様であることから、水商売や遊女などから篤く信仰されている。また、「染」という漢字から染物関連の仕事に就く人々からも拝まれている。
スポンサードリンク